※ネタバレしかしてません
※2020/9/8 さらっと聴き直したりガイドブックを見たりして少し追記しました。
2020年9月2日
ヒプノシスマイク3周年、ならびに、
『ヒプノシスマイクーDivision Rap Battle- Official Guide Book』
発売おめでとうございます!!!!!!!!
一二三推し、麻天狼箱推しで、帝統を愛さずにはいられないオタク、
ドラマトラックで完全に気が狂ったのでノリと勢いで感想を書きます。いくぜ。
Drama Track「流転は篠突く雨ですら流せない」
つまびらさん(漢字で書くと一二さん)って誰だっけ……と思い出すのにめっちゃ時間がかかる。フルアルバムのドラマトラックで、帳兄弟と手を組んでいろいろやらかして(ヒプノシスキャンセラーを持ち出す等)、無花果様にめちゃ怒られてたモブでした。
ドラマトラック開始2分半で、中王区の役人(名前のあるモブ/新キャラ)の口から一二三と独歩の名前が出てくるという衝撃。
先に言っておくと、下郎どもの中で今回のドラマトラック(2つ分)に出てくる(声の出演)のは山田パッパ(天谷奴さん)のみ。そして、話題に上げられるのは、左馬刻、一二三、独歩、帝統です。
いや、山田パッパと左馬刻と帝統は想定内だけどさ、一二三と独歩の話するとは思わないじゃん!?!?!?!?!?!??!!? だって、今日の今日まで、ワンダースの中で中王区と関係ないのは一二三と独歩だけだったんですよ?!!?!?!?!?!?!??!
1st D.R.B.の優勝チーム「麻天狼」の「伊弉冉一二三」と「観音坂独歩」に反応した女。ほのぼのさん……? 漢字だと仄仄さん。
中王刑事局特殊部隊【言浚】 隊長 邪答院 仄仄(けいとういん ほのぼの)。
名前かわいいけどヤベー女っぽい。女キャラには興味がないのですが、こういうぶっ飛んだ人は嫌いじゃないです。
仄仄さん「(一二三と独歩に)また興味が湧いたわ❤」
って何!?!?!?!?!!?!?!?
仄仄さん「私って、人が大事にしてるものって、ものすごく欲しくなるタチでね。だから、無花果さんが合歓ちゃんをあそこまでかわいがってるとぉ~、壊したくなっちゃう~~!!!!!!!!」
いやwwwwwwwwwwwwwwwwwww ヤベー女じゃんwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
この時点で既に、一二三ってこの女のせいで女性恐怖症になったと思わざるを得ないんですが……?
後からガイドブックを開いたら、一二三、独歩、仄仄さんは「高校生のときに出会った」と明記されてて、これは役満……。
仄仄さん、特にふたつ目の発言がマジで気が狂っててやべぇ女って感じなのですが、一二三と独歩を考えるうえで、彼女のそのスタンスは重要なのかもしれない。
個人的に、一二三の女性恐怖症の原因と独歩の自罰性の芽生えって、何かしらの関係がある可能性も否定できないと常々思っているんです。
たとえば、高校生の仄仄さんがなんらかのきっかけで独歩に興味を持って、独歩の大切な友人である一二三をぶっ壊したとしたら……? つまり「一二三の女性恐怖症は(間接的に)俺のせい俺のせい俺のせい……」ということですね……。
ともすれば独歩も、普段の性格もひっくるめて「めんどくさい」と思っている一二三と一緒に生活するという決断をするかもしれないし、藁にも縋る思いで医療関係の仕事に就いているのかもしれない。ノンデリカシーな幼馴染がなにをしても、「しょうがねーな、一二三」の一言で許してしまうかもしれない(Hoodstar大好きオタク)。
一二三も、「(独歩が謝罪癖を直すのは)むりだろうけどねぇ」と、(コミカライズで無駄にクソデカく割られたコマの中で)言ったり、独歩が銃兎と面識があると知った瞬間に「どこで仲良くなったんだ~~????」と問い詰めたりするわけですよ。自分が独歩の「唯一の友人」で、独歩とって大切な存在であるという自負があるから。
泣いた。IQ3の幼馴染オタクなので自分の妄想で泣いた。
泣いたので本記事のサブタイトルに入れた。ちなみに普段は子猫ちゃんではなくて「ホス狂」を自称しています。よろしくお願いいたします。
なお、「本編で一二三の過去に触れる」こと自体は、「麻天狼 -Before The 2nd D.R.B-」ドラマトラック「過去からのchaser」でにおわされていたとおりです。
「過去からのchaser」について、わたしが書いた別記事の引用。
ちょっと意外なのですが、このドラマトラックで、一二三は「女性恐怖症を克服したい」とは口にしていません。
代わりに繰り返し述べているのが「ようやく~できるようになった」という言い回しと、「前進」という言葉。
そして、わざわざ言うまでもないのかもしれませんが、一二三が「前進」し続けた結果辿り着きたいのは、「女性恐怖症を克服した状態」です(一二三が「女性恐怖症克服のためにホストという職業に就いた」ことから明らか)。
つまり一二三は、女性恐怖症克服に向けて着実に前進しており、かつ、まだ進む余地があると自己認識していることの現れですね。加えて、その一二三の「命題」が、我々視聴者に向けて改めて明示されたというのが、今回のドラマトラックの本質です(ここでいう「命題」は、「解決するために提起された問題」という意味)。
これまでもちょいちょい、「ワンダースの中で中王区と関係ないのは一二三と独歩だけ」という話をしてきました。ARBで「寂雷先生のために」と明言されていることもあり……。
しかし個人的には、一二三も独歩も、「自らマイクを握って闘う理由があったらいいな」と思っています。DRBっていろいろなものを犠牲にして、それこそ命がけで闘っているんだから、少しでも「自分のため」であってほしいと。特に一二三に関しては、他人より少しばかり自己犠牲の精神が強く、いつか他人のために簡単に命を落としてしまうのではないかとさえ思っているので……。
その反面、一二三と独歩にはこれからも中王区とは無縁で平和に生きていてほしい気持ちもあるんですよ。さっきと言っていることがまるで違いますが、オタクは一瞬で矛盾する生き物なので……。もうオタク心は複雑。大混乱。ずっと泣いてる。
一二三、絶対に絶対に幸せになってくれ。
……と散々語りましたが、このドラマトラックのメインは、無花果様の過去編です。
無花果様の過去を真面目に知りたい人とか、中王区に突如現れた百合の波動を感じたい人とかは、悪いことは言わないのでガイドブックを買ってください。
Drama Track「山雨来たらんと欲して風楼に満つ」
まず、乙統女様=帝統の母親で確定しました。
それから、帝統が乙統女様に愛されていて本当によかった。
乙統女様の旦那様の名前「飛鳥 帝」。
「帝」と「乙統女」の子供が「帝統」。
帝くんがね~、めちゃくちゃいい人なんだよ……。
帝統が生まれたときの帝くんの発言メモ。「帝統」と名付けたのは帝くんです。
- 「目元は乙統女さんにそっくりですよ」
- 「『帝統』っていうのはどうかな」
- 「この世は辛いことの方が多い。けど、ダイスのように転がって、どんな目が出ようとこの世を強く生き抜くように、ってね」
乙統女様「帝統が生まれ、(略)未来への希望が芽生えました。この子を一人前に育てる。私はこの子に会うために生まれてきたんだとさえ思いました」
乙統女様「(帝くんに向かって帝統のことを)私たちのかわいい子」
やめて、泣いちゃう……。
いろいろあって、乙統女様のパパと、帝くんは逮捕されることに。今も刑務所の中なのかな。乙統女様は予てからの望み通り、女性中心の国家を作るべく、政治で一旗揚げることを決意。
このタイミングで、帝統は母方の「有栖川家」に預けられました。帝統から見ると、おばあちゃんのご実家ですね。帝統と乙統女様の親子説は随分前から唱えられていましたが、なんで苗字が違うんだろう?と思っていて。そういう理由なら納得です。帝統が捨て子じゃなくてよかった〜!
じゃあ、なんで帝統は住所不定無職に!? と思ったのですが……。
乙統女様の母親は、はっきり言ってしまえば自我のない女性です。親の言うとおりに乙統女様の父親と結婚して、乙統女様を産み、戦争にも政治にも無関心で生きています。そして乙統女様は、この母親と同じように生きることを望まれて育ちました。ともすれば、有栖川家の価値観も、東方天家と似たり寄ったりであることは想像に難くありません。
有栖川家での生活に息苦しさを感じて逃げ出したというのが落としどころでしょうか。有栖川家が東方天家の長男を無下に扱うとは思えませんし、なんだかんだ、帝統が育ちが良いのは間違いないはず。クリスマスに七面鳥とかさ……。あと、生きるか死ぬかの勝負(賭け)を楽しむとか言いながら、なんだかんだ他人に甘えているあたり、帝統は愛されて育ったんだろうなぁと思うのです。
というか、なんとなく帝統は母親のことをあまりよく思っていなさそうなイメージだったんだけど、深い理由はなく単に話題に出したくない(あの東方天乙統女様なので)だけなのかもしれないなぁ。
若かりし頃の山田パパが登場します。公式Twitterでチラ見せされて盛り上がっていた通り、パパは元軍人。本名「山田 零」。
乙統女様はパパの掌の上で踊っている自覚が(今は)ある。パパが黒幕か……?
乙統女様「私は私の信じる正義で、この世界を変えて見せます」
乙統女様「最後に笑うのは私たちです」
かっこよかった。
まだ買ってない人は今すぐ買ってください。
紀伊國屋さんの特典が推しディビだけど、ネット注文ができないみたいなのでアニメイトオンラインさんのURLも貼っておきます。
おわり