めも

主観です。幻覚です。考察ではありません。

新スタミュミュ 感想

はじめに。

備忘を兼ねて、私が思ったこと・考えたことをすべて書いています。できる範囲で表現には気を遣いましたが、ふつうのオタクのただの感想でしかないです。誰かやなにかを攻撃したり非難したりする意図はありません。あと、スタミュミュの感想と言いつつteam柊と柊先輩の話しかしていません。

ぶっちゃけ、気持ちの7割くらいは先代の亡霊になるつもりで見に行きました。私は先代の辰己とteam柊が大好きなので。大千穐楽を終えて、ブログを書くにあたり先代の映像を見返して、正直「先代の方が……」と思ったところもあります。そういう意見や感想が少なくないこともわかっています。が、私はそれをわざわざ文字にする気にはならなかったし、それはそれとして新しい5人も「本当に素敵だね」と思ったので、新team柊を隅から隅まで褒めまくっています。安心して読んでください!

 

 

新ミュージカル「スタミュ
全17公演おつかれさまでした

 

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千穐楽の日に京都劇場にて。右側は原作者の描き下ろしイラスト(公式グッズ)です。

 

初日初回、東京楽日2公演、前楽、大千穐楽の5公演観劇しました。

超よかった。team柊が、ほんとうによかった。

 

 

私とスタミュ(自己紹介)

原作アニメ1期をリアルタイムで視聴。長い時を経て、2023年10月、なぜかスタミュミュ初代team柊で完全に沼落ちしました。
最推しは辰己琉唯くん。team柊が大好き。ジエレ(辰己&申渡のコンビ)が狂おしいほど好き。
原作の好きなエピソードはOVA2話、アニメ2期の第9幕。team柊の曲は全部好きです。

 

 

キャストへの感想

申渡栄吾 / 小椋涼介さん

原作のドラマCDや先代キャストに比べるとたおやかな印象。でも、決して出番の多くないアニメではそうだったよな~と思い出すなど。後述しますが辰己が原作や先代と比べて覇気を出しまくっている分、申渡が比較的大人しいことでバランスがとれているように見えました。

とにかくスタイルが良い。高い頭身と細身のシルエットが先代キャストを髣髴とさせて、個人的には立ち姿だけでぐっときた。

 

戌峰誠士郎 / 中本大賀さん

今回のMVPは間違いなく戌峰くんと中本さんでしょう。

原作とも先代とも雰囲気が違うのに、ちゃんと「戌峰くん」という不思議な感覚。ミュージカルが大好きな等身大の高校生という感じがして好ましかった。同時に、規格外の天才という設定とのバランスも絶妙。この点に関しては中本さんの努力と実力の賜物だと思うので、原作のファンとしてはただただ感謝することしかできません。

 

虎石和泉 / 藤岡勇成さん

チャラい役を真面目に演じているという意味では初代に近いな~と思っていたら、藤岡さんは初舞台だったんですね。ほんとうにお疲れさまでした。虎石くんに挑戦してくれて、見事に演じ切ってくれてありがとう。

team柊の曲って、なんというか、虎石くんにうたってほしい歌詞がちゃんと虎石くんに割り振られているんですよね(「ウインクもキラキラ!あげるよ」とか「ロマンチスト気取って」とか)。だからこそ、公演を重ねるごとに虎石くんの「チャラさ」が藤岡さんに馴染んでいくようすが手に取るようにわかって、毎公演見ごたえがありました。

 

卯川晶 / 新谷聖司さん

5人の中で唯一、他の2.5次元作品で拝見したことのある俳優さんでした。

め~~~~っちゃかわいい! 大正解。個人的に、「愛くるしい見た目から出てくる超男前な声」が卯川の魅力のひとつだと思っているので、新谷くんが卯川役で嬉しかったです。

先代と比べると棘が少なくて、そのぶん繊細に見える。ゆえに彼の内面をすこし考えさせてくれるような卯川でした。辰己や申渡のセリフにもあるように、言動のわりに「悪い人ではない」んだろうなというのがよくわかります。

 

辰己琉唯 / 牧田一成さん

私は辰己琉唯のオタクなんですけど、牧田くんには最大の敬意と感謝を捧げたいと思っています。それがこのブログの主題です。

牧田くん、どうやら2.5次元の舞台に出るのは初めてだったようで。ご本人と脚本のハラダさんもおっしゃっていましたが、辰己琉唯ってほんとうに難しい役だったと思います。演じてくれてありがとう。

私、基本的にキャストのコメントは頭に入れないようにしているんですけれど(板の上で表現されるものがすべてだと思っているのでノイズになり得る)、大千穐楽のカーテンコールで牧田くんが口にした「つらかった」という一言が、2週間経った今でも心に残っています。大好きな推し(辰己)に真摯に向き合ってくれたひとにそう言わせてしまったことと、「愛の鞭」をなんとなく察してしまったことが申し訳なくて。ついでに、すっかり忘れていた記憶――昔、三次元の推しが「つらい」と言ってステージから降りたことが掘り起こされるなど、大千穐楽から数日間は感情がぐっちゃぐちゃでした。おかげでこんな長文ブログが出来上がってしまったわけですが……。

初日初回、原作や先代に比べて地の声(日常パートで会話をするときの声)が低いのが、なんというか、すっっっっっごく気が散ったの。「あれ? 辰己セリフない?」と思ってそわそわしてたら、実は結構喋ってました。

正直しばらく引きずってたんですけど、よくよく考えてみると、別に原作や先代のコピーが見たいわけではないんですよね。決定的に違うことが、今回の「辰己琉唯」を「牧田くんが演じる辰己琉唯」として成立させているというのもまた事実で。牧田くんが悩みながらも牧田くんにしかできない新しい「辰己琉唯」を作り上げてくれたことはちゃんと伝わってきたし、それって、辰己琉唯のオタクとして幸せなことなんだって実感できました

牧田くんの辰己、ダンスが綺麗で好ましかった。身体の使い方が上手でお手本みたい。いかにも柊先輩が好きそう・選びそうだなぁと思いながら見ていました。この点は個人的な辰己のイメージにぴったりハマって嬉しかった!

原作や先代の辰己は愛らしいお坊ちゃんといった感じ。それと比べると、牧田くんの辰己はお上品。初日初回の感想で、Xに「立っているだけでハイパーお上品」と書きました。我ながらめっちゃ頭悪そうな感想だな。でも大千穐楽までずっと、立っているだけでハイパーお上品だった。

だからこそ、というか、にもかかわらず、というべきか、これまであまり見えてこなかった、当時15歳の辰己琉唯の少年らしさをすこしだけ覗けたような気がします。

小椋さんの感想のところで「覇気を出しまくってる」って書いたけど、先代の辰己は、歌って踊っているときは王の風格を惜しみなく出しているのに、日常パートでは仕舞ってるように見えるんですよ。アニメ1期=team鳳のライバル役の、余裕がある天才を具現化した印象。それと比べると、牧田くんの辰己はずーっと気を張っているように見える。原作のオタクにしか伝わらない言い方をすると、牧田くんの辰己の方が容易く鎖をちぎれそう

その姿が、私にはよりリアルな高校生に見えて。

team柊のリーダー、つまり学年のトップとして在るって、相応の覚悟とか重圧とか、身に余りそうなものを背負っていたはずじゃないですか。そういう、アニメ1期では絶対に描かれることのなかった辰己琉唯という少年は、もしかしたらこうだったのかなって。……まあ私の妄想なんですけど。

牧田くんが「辰己琉唯」にまったく新しい命を注いでくれたおかげで、私はとっても楽しいです。本当にありがとう。

 

本編感想

全体の流れに沿ってざくざく感想を書いていきます。マジでteam柊の話しかしてません。

 

第一幕

冒頭、入学式前後?のシーン

「部活勧誘のチラシを全部受け取る新入生の辰己琉唯」という事実がかわいい。ちゃんと1枚ずつ目を通しているのが辰己だなぁと思う。

少し後から追いかけてきた申渡が、それをさっと回収してアンサンブルに返す。さしずめ、「急がないと入学式に遅れてしまいますよ」というところか。セリフのない一瞬の出番なのに、ふたりの関係がちゃんとわかってよかった。

ダウンステージ側を堂々と通過する戌峰くん。戌峰くんはもうね、それだけでおもしろかった。

 

「我ら、綾薙学園華桜会」/ 華桜会

スタミュ原作のオタク、全員我華が好き(断言)

全員歌もダンスも上手で、さすが華桜会……という説得力のある圧巻のパフォーマンス。ステラボール(東京会場)の音圧が心地よかった。個人的に、原作をリアルタイムで視聴していたのは1期=柊世代の華桜会だけなので、私にとっては今でも我華といえばこの4人(5人)です。

 

「DREAMER」/ 全員 +ミュージカル学科入科オーディション

ほんとうに申し訳ないんですけれど、「team柊と華桜会の曲以外は全部team鳳の曲」という覚え方をしていたので、初日初回、この曲がキャラクター名義ではないことに気が付けなくて。卯川が歌い始めた瞬間、驚きすぎて泣くかと思いました。少し飛んだかもしれない。明らかに動揺してしまったので隣の席のオタクごめん。

ステージの四隅にポジションを取る申渡、戌峰、虎石、卯川。辰己はどこかな……?と思った瞬間、ど真ん中から出てきて最高に沸いた。私はステージの真ん中で歌っている辰己がほんとうに大好きなんです。

入科オーディション、今回は唯一、ジャケットなしの制服姿が見られます。辰己がパーカー着てるの本当にかわいい! 大好き! ミュミュに於いては遠くからでもすぐに見つけられるから助かる。

申渡のボーカル審査のときに、真後ろ(ぎりぎりライトが当たっているくらいの場所)で微笑んでいる辰己、従者を自慢する王の顔をしていてよかった。

並んでダンスの審査を受ける戌峰、虎石、卯川。戌峰は華やかでエネルギッシュ、虎石は艶やかでパワフル、卯川は基本に忠実でエレガント、いう印象。原作に、卯川は辰己と申渡を尊敬しているという設定があるんですけれど、先代も今回も、5人の中だと辰己と卯川が近いタイプなのがとっても嬉しいです。意図したものだとしても、偶然だとしても。

月皇が飛び出していくあたりで、申渡が辰己の身なりを整えてあげていました。パーカーをすこし引っ張って元の位置に戻してたのかな。すごくかわいかった。

 

那雪弁当と空閑

毎回、照明が当たらないところで虎石くんが空閑くんと小突きあっているのを微笑ましく見ていました。今回はふたりの友情はあまり深くは描かれないけれど、ちゃんと仲良しなんだなって。あと、ふたりが並ぶとべらぼうに顔面が強い。軽率に優勝してしまう。

星谷の台詞にもありますが、この場面の虎石くんはとにかくいい人。藤岡さんへの感想のところに書いた、「チャラい役を真面目に演じている」という印象は主にこのシーンからきています。

 

「いぬ」を探すteam柊

かわいすぎる。描かれていない時間の中でteam柊も打ち解けて仲良くなったんだなぁと思える、大好きなシーンです。

辰己、ず〜〜っと一生懸命探していてかわいかった。

星谷と虎石くんは初日から息ぴったりで笑った。こういうのは初日初回がいちばんウケるね……。

 

申渡「すれ違いコントというものでは……!」

申渡の趣味(?)は「経験値上げ」。ドラマCDだとteam柊のメンバーも巻き込まれて一悶着あったりします。1年生の中で特に謹厳実直な申渡の、貴重な貴重なボケ要素。

初日初回が「(星谷たちに向かって)私にもやらせてください!」だったから、これが台本かな。日替わりで、いろいろな人をすれ違いコントの相方に誘っていました。那雪と卯川に「えぇ……」みたいな反応をされているのは見た。

千穐楽は「辰己、一緒にやりましょう」と辰己を誘っていたんですけど、それに対して、辰己は「うん」って頷く。私そのとき現地で双眼鏡構えてたんだけど、見間違いかと思った。辰己琉唯くんが最高にかわいすぎて。なんか突然強めの幻覚キメちゃったオタクみたいですけど。同公演の配信を買ったら現実だったので嬉しかったです。ちゃんと抜いてくれたカメラさんありがとう。円盤も頼みます。

星谷たちが去った後、辰己が客席をきょろきょろ見渡して、「あ!戌峰いた!」という顔をする。辰己の視線を追って観客を見た申渡が「全然違いますよ」とツッコむ。会場にふわっと笑いが起きるような、かわいいジエレでした。

 

戌峰@公園

この1シーンだけで中本さんのアドリブの量がえげつない。一方で、台本どおりに自己紹介するだけで拍手が起きる会場、あまりにも戌峰くんに優しい世界で微笑ましかったです。

アイスクリームのうた(?)、エコー芸はほんとうにずるい。お遊びパートにしておくにはもったいないくらい歌が上手くて、そういう、他のひとの何倍も大きな振り幅で器用にバランスを保っているところがとっても戌峰くんでした。中本さんが戌峰くんで本当によかったなぁ。

 

公園にひとりになってもアドリブは続きます。

初日初回、虎石くんと卯川のモノマネをしてくれたの嬉しかった! 戌峰くんによるteam柊のモノマネ、先代のお家芸だったので。東京公演は初日と最終日しか観劇していないんですが、私が見ていない間に全員分習得したらしく、東京楽(1/28ソワレ)では漣先輩以外の全員のモノマネをしていました。ちなみに、漣先輩のモノマネをしなかった理由は「脚が長すぎて真似できないから」。まさかのオチ。

 

同日(1/28)のマチネ。ステージ下手から出てくるのは辰己、虎石、卯川の3人だけ。3人から逃げようとする戌峰くんを、ひとりだけ上手から出てきた申渡が捕まえて、首根っこを掴んで連行。さすが申渡と言わんばかりのあざやかな捕獲劇でした。

 

前楽(2/4マチネ)は、柊先輩と暁先輩と漣先輩のモノマネ。「柊くん」の一言でおもしろいのでずるいし、team柊の息がぴったりでかわいかったです。

 

千穐楽(2/4ソワレ)は、1/28マチネの虎石くんバージョン。なんと、最後の公演にして初めて、虎石くんの「子猫ちゃん」が聞けた……! 子猫ちゃんに気を取られて戌峰くんに逃げられてしまうところも虎石くんらしい。

個人的にとっても好きな日替わりパートでした。中本さんをはじめとしたteam柊キャストのみなさん、毎日ありがとうございました。

 

「スター・オブ・スター!」/ team柊

優勝した。

初日初回、暗転した舞台に流れたイントロの1音目で気づいたんですけど、我ながらキモいなって思いました。でも、そのくらい楽しみにしていたんです、歌って踊るteam柊。

先代のこの曲の演出が本当に好きで、さすがに見比べてはないけど、ほとんど同じかな? 好きなところ全部そのままやってくれたので心は終始スタオベ状態でした。

 

辰己、1番のA,Bメロに歌唱パートがなくて、サビ前の全員のところで初めて口を開くんですよ。歌わないのにステージの中心にいる辰己、いかにもteam柊の王って感じでかっこよくて好きだったので、今回も舞台の真ん中、いちばん高いところから登場してくれて嬉しかった。

 

1番のサビで、上手側の階段から降りてくる辰己。下で待っていた申渡がさっと右手を差し出したときの私の喜びを、何と表現しようか。

先代の単独公演、スタスタのここで必ず待っていてくれる申渡が好きで、当然のようにその手を取る辰己が好きで、今回絶対に見たいポイントのひとつでした。

こういうエスコートってされる側にも技術が要るんですよね。初日初回の辰己はすこしたどたどしく見えて(後述しますが、その日は私が緊張していたからかもしれない)、でも京都公演では楽しそうに手を取る姿が印象的でした。

辰己と申渡の関係、「幼馴染で主従」とカテゴライズするとわかりやすいけれど、若干、申渡の自己認識にバイアスがかかった表現だなと感じています。辰己にとっての「栄吾」って、ふつうに「友達」だと思うんですよね。先祖代々続く家柄の関係、栄吾本人曰く「申渡家の血」で支えてくれていることを、いい意味で特別視していないというか。でも、「血はデュエルできない」のは栄吾だけではなく辰己も同じなので、結局、第三者(ぱっと思い出せるのは卯川)に「主従関係なの?」と訊かれてしまうわけですが……。

だから、辰己が栄吾の方をちゃんと見て、遊んでいるみたいに、子供の頃から変わらないみたいに、笑顔で手を取ってくれてよかったです。……オタクってキモいねぇ。

 

この曲で特筆すべきは戌峰くん。あのね、戌峰くんってかっこいいんですよ。これ初日初回でほんとうにびっくりしたんですけど、歌って踊っているときの戌峰くん、普段と表情が違って見える。さっきまであんなにお茶目だったのに。迷子の猫を抱えてアイスをどろどろに溶かして鉄棒とお友達になってたのに。

「スター・オブ・スター!」の戌峰くんを見たとき、戌峰くんは中本さんに任せておけば大丈夫だなって思いました。中本さんへの信頼と好感度はカンストしています。

 

虎石くん。藤岡さんのところで書いたとおり、team柊の楽曲は、虎石くんに歌ってほしい歌詞がきっちり虎石くんに割り振られている印象。この曲も例外ではなくて、「ウインクもキラキラ!あげるよ」とか「ファン・レターはOK!」とか、ちゃんとナンパ……ではなく、ファンサをしているのが愛らしかった。

というのも、今回team柊に与えられた3曲の中で、入科オーディションのテストステージではないのってこの1曲だけなんですよね。虎石くんの虎石くんらしさがいちばん出るのはここだろうなと思っていたので、ちゃんと真面目にチャラチャラしてくれてよかったです。

 

お披露目公演説明会

戌峰タイムです。

何パターンかあった気がするんだけど、そのうちのひとつが、「スター・オブ・スター!で降ってきた銀テを拾って、辰己のパーカーのフードに入れる戌峰くん」。文字を打っているだけでちょっと笑った。案の定申渡に見つかって、首根っこを掴まれて次の立ち位置まで連行されます。毎回笑いが起きていたので、私みたいに、戌峰くんに注目しているオタクがそこそこいたんだと思う。

 

那雪弁当争奪戦

team鳳に突っかかる卯川。アニメ1期での卯川の立ち位置はわかりやすいなとあらためて思います。

私、大千穐楽は現地で観た後に配信も買ったんですけど、このシーンで、「卯川は月皇を励ましたかったのかな」というニュアンスのコメントがあったのが印象的でした。私はそのように捉えたことは一度もなくて。でも、卯川には、アニメ1期では描かれることのない卯川なりの悩みがあるから、確かにそういう解釈もできるのかもしれない。それに、新谷くんの卯川だからそう見えるのかな、とも思います(後述します)。

令和の時代にスタミュにハマってしまったせいで、ず〜〜〜〜〜〜〜っとひとりで解釈をこねくりまわしているので、こうやって新たな視点に出会えたことを嬉しく思います。ありがとうオタク。もしこのブログを見ていたら連絡してください。

あと卯川に無視され続ける虎石くんかわいすぎ。

 

そして戌峰タイム。

毎回おもしろかったけど、私は「戌峰学園戌峰会」(2/4マチネ)がお気に入りです。

柊先輩に「戌峰……、いや、中本大賀。後で楽屋に来なさい」と怒られる(1/28ソワレ)ほど自由な戌m……中本さんですが、大千穐楽は別の意味でもすごかった。

その日、替え歌に選ばれた曲は、「ワンワン軒」のテーマソング。で、戌峰タイム終わりと見せかけて、突然柊先輩に駆け寄る戌峰くん。「ワンワン軒」のテーマソングを柊先輩に歌わせるという、まさかの、先代スタミュミュ1st大千穐楽のオマージュ(もしかしたらこれが台本なのかも)。

舞台ではワンワン軒のエピソードはカットされているので、原作を知らなければわからないネタです。日替わりのアドリブでこんなに原作のオタクを喜ばせることが出来るの!? 天才!?と驚きました。戌峰くん、中本さん、天才だったわ……。

 

千穐楽はともかく、「キューティー戌峰」(1/28ソワレ)のときは空気がやばすぎて、どう落とすんだろうって思っていたんですけど、次の台詞(大げさに言えば、アドリブパートを終えてストーリーを進めるきっかけ)が虎石くんなんですよね。藤岡さんが初舞台と知って、さぞ大変だっただろうなと思いました。まあ、でも、飼い主だからね。

 

原作のこのくだりの〆で、馬鹿馬鹿しいと言わんばかりの声で「行くよ」と言い放つ辰己が好きなので、それがなくて残念。

 

お披露目公演「アヤナギ・ショウ・タイム 」/ team柊

暗転→アナウンス→開演ブザーから始まるという演出、見る側の気が引き締まるようで嬉しかった。

team柊のアヤナギってストーリー的にもメタ的にも大事な1曲で、この楽曲の仕上がり次第で今回のスタミュミュの完成度が決まると本気で思っていました。お披露目公演はteam柊が1位通過するというのもあり、team柊のファンのひとりとして、それに見合うだけのものを見せてほしかった。大千穐楽までに仕上がれば良いわけではなく、初日から、絶対に。

だから初日、すっごく緊張しました。私あんまり緊張しないんですよ。でも品川駅に着いたあたりから落ち着かなくて、自分でもびっくりしました。失礼ながら自分の中のハードルを下げて、100点満点中70点くらいのものが出てくればいいかなって。

初日初回、もしかしたら賛否あったかもしれないけれど、私にとってはじゅうぶん合格点でした。ぴったり100点くらいですっごく嬉しかったし、同時に安心したのをよく覚えています。2.5次元舞台は良くも悪くも初日から大千穐楽にかけて見違えるような成長を遂げるものだから、スタミュミュのteam柊、大丈夫だって思えた。安心したのでチケットを増やしました!

東京公演の最終日も良くなったなぁと思ってほくほくしていたけれど、京都公演は迫力が違ったように思えた。2/4マチネ、2階席だったので双眼鏡で見ていたら、見事に全員顔が怖い。5人とも真摯にアヤナギに向き合ってくれたんだと思います。本当にありがとう。

 

「スター・オブ・スター!」で書かなかった卯川の感想を。

今回の卯川の踊りは正確で余裕があり、ステップは軽やか。アヤナギでも普段どおり勝ち気でかっこいい卯川です。

新谷くんの感想のところで書きましたが、新谷くんの卯川はほんの少しだけ、卯川の繊細な内面が見えるような気がしました。

意外なことに、卯川は、天才・秀才揃いのteam柊のメンバーに引け目を感じている(いた)んです。もちろん、team柊に選ばれたくらいだから、卯川も才能に溢れたミュージカル俳優の卵であることは確かなんだけどね……。そういった卯川の苦悩が明らかになるのはずいぶん後になってから(アニメ2期の後半)なんですけど、メタ的にそれを知っている身としては、卯川ってどういう気持ちでテストステージに立っていたんだろうって考えてしまって。同時に、そういう弱い部分を舞台上でまったく見せないからこそ、卯川はteam柊のメンバーなんだと強く認識させられました。

先述した「那雪弁当争奪戦」での見知らぬオタクも、新谷くんの卯川に彼の人間らしさとしたたかさを見出したのかな。そうだといいな、と思います。

 

お披露目公演「アヤナギ・ショウ・タイム」/ team鳳

途中で見学に来るteam柊。

虎石くんが特に良かった。虎石くん、空閑くんのことをずーっと目で追っているんですよ。虎石くんにとってのいちばんのライバルは間違いなく空閑くんだと思っています。曲中の虎石くんの「愁、やりやがったな!」という台詞、照明の都合で表情は見えないけれど、きっと喜んでいるんじゃないかな。

あと、戌峰くんは音楽に合わせて自然と身体が動いてしまうようで、そういう細かい表現も良かったです。初日初回は口ずさんでいたような気がしたけど、それは途中でやめたのかな……?

 

第二幕

「Stand by Dreams」/鳳 樹・柊 翼

オタクが全員好きなやつ。

この曲を披露するという情報を事前に仕入れていなかったので、ま~じ~~で~~~びっくりしました。原作アニメ1期をリアルタイムで視聴していた頃、いちばん好きな曲だったので。

千穐楽の柊先輩というか丸山さん、泣いてましたよね……? さすがに台本ではないと思うのでその前提で話しますけど、エモーショナルな鳳先輩ではなく、真面目で堅物な柊先輩が泣くのが、すごい、ドラマだし、双子とはいえ柊先輩がちゃんと弟なんだなってひしひしと感じました。柊世代の華桜会って(柊先輩の立場も相まって)教師陣みたいな言動するなっていつも思うんですけど、柊先輩もまだ17歳の高校生なんだよね。

 

綾薙祭公演説明会

ここで心臓がギュッてなったの。辰己と申渡の後ろ姿が、あまりにも先代に似ていて。

原作のキャラクター設定では、辰己172cm・申渡170cm。アニメや描き下ろしイラストを見ても、ちゃんと辰己の方が背が高いんです。二次元キャラクターの身長差って現実のそれより大きいと思っているので、その±2cmにはキャラクター間のバランスとかそういう、なにかしらの意味があるんだろうなと思っていました。

hstar-mu.com

でも先代キャストは、明らかに申渡の方が背が高かった。まあキャスト選考の基準って身長がすべてではないだろうし、他の要素に劣後することもあるよね~と思っていたら、今回もだった。ひょろりと頭身の高い申渡と、ほんの少しだけ幼いシルエットの辰己。

強引に解釈すると、これは「Caribbean Groove」に活きてくると思っています。後述します。

 

星谷と辰己と雨と傘のところ

牧田くんのところに書いた「牧田くんが演じる辰己のイメージ」は主にこの場面で感じたことなので、細かい感想は割愛します。

 

「星屑ムーブメント」/ team鳳

戌峰「野外ステージでお客さん集まるかな」

これが戌峰くんのセリフというのが、沁みます。

戌峰くんは「ミュージカル以外はポンコツ」で「感性で習得するタイプ」と言われていますが、ミュージカルに関することなら頭もよく回り、適切な判断を下せる人です(ドラマCD「戌峰誠士郎」をぜひ聴いてほしい)。

そういう、今回描かなくてもいいような一面もちらっと見せてくれたのが嬉しかった。

 

「MY FRIEND~僕でよければ~ 」/ 那雪 透

那雪ソロがここに挿し込まれたの超良かった! ……という話は、team鳳ファンの皆さんがしてくれていると思うので割愛します。

 

貴重なteam柊の練習風景。

「いぬ」探しのところでも書きましたが、綾薙学園で出会った5人がteam柊としてどのように結束を固めていったのか、綾薙祭までの間柊先輩にどのように指導されていたのか、誰が中心で自主練をしていたのか、私たちはあまりよく知りません。だからこうやって見せてくれてほんとうに嬉しかった。

ダンス練習のカウントをとっているのと、ランニングの先頭が申渡なのが、「でしょうね」って感じだった。

ここで踊っているのは「アヤナギ・ショウ・タイム 」なんですけど、やっぱり戌峰くんの表情がいい。すっごく楽しそうなの。戌峰くんってほんとうにミュージカルが好きで、きっと練習をするのも好きで、team柊のことが大好きなんだなって思えて嬉しかった。お披露目公演のときはあんなに顔怖かったのに。

 

ソフトクリームを持って出てくる戌峰くん

ここのteam柊、申渡以外みんな小学生みたいでかわいかった。

戌峰くんが「辰己~! あははは~☆」って駆け寄ってくるのかわいい。辰己が先に腕を伸ばして抱きしめるのもかわいい。戌峰くん、ほんとうにわんちゃんみたい。

辰己、倒れた戌峰くんを気遣って手を伸ばすんだけど、起こしてあげる素振りは見せないので、毎回じわじわきていました。辰己って確かに優しいけど超~お坊ちゃまだし、先述したとおり血はデュエルできないから、それ以上動かないんだなって。

あと卯川の「気の毒ぅ~~!!!」が意味わからないくらいかわいかった。無駄に嬉しそうで。

 

 

くるぞ、くるぞ……!

赤いフラッグに浮かび上がるシルエット、見たことのあるパイレーツハット。

 

このあたり、初日初回の記憶がほとんどない。言うまでもなく緊張していたし、初日初回と大千穐楽はカリグルで大泣きしました。

 

綾薙祭「Caribbean Groove」/ team柊

私、この曲が大好きなんですよ。メタ的な理由もあるけど、作中で、team柊と柊先輩にとって特別な演という位置づけだからです。

 

OVAで描かれる、今回の舞台から約半年後の年度末。華桜会の卒業生を送り出すイベント「卒業セレモニー」で披露する演目をなかなか決められずにいたteam柊は、もう時間がない……という中で、「柊先輩が見たいものをやりたい」と本人の希望を伺います。

OVAでの柊先輩の回答は「自由にやりなさい」とかそんな感じで、あまり多くは語らないんですけど、先代スタミュミュ2ndでは台詞が増えていました。

柊「君たちがあの赤い衣装を身にまとい、観客から大きな拍手を受けている姿を、僕は一生忘れないでしょう。あんなにも自分を誇らしいと思ったことはありません」

この言葉を受けて、team柊の5人は「Caribbean Groove」を「柊先輩を送り出す演目」、ひいては「柊先輩に喜んでもらえる演目」として選び、立派に演じて見せます。

 

いやぁ~、カリグル本当に良かったなぁ~!

たくさん練習して合わせたんだなっていうのも伝わってきたし、なにより5人の気迫がすごかった。綾薙祭公演、入科オーディション最後のテストステージを、絶対に1位で通過するというteam柊としての気概が見られてよかったです。

今回の公演では、カリグルに対する柊先輩のコメント(台詞)はありません。でもきっと、綾薙歌劇場のどこかで、誇らしい気持ちでいっぱいになってくれていると思う。柊先輩が眼鏡の奥で目を細めて、ほんの少しだけ頬を緩める様子が目に浮かぶようで、だから私は「Caribbean Groove」が好きなんです。

 

卯川、いかにも王族の血を引く少年っぽくてよかった。海賊旗で闘う戌峰くん、頼もしすぎる。この虎石くんはいかにも海の上で生活してそう。大サビ前のソロの後、右胸に手を当てて佇む姿が印象的でした。

大サビで背後に布が下りてきたところ、「ブラッディ・ロジャー」の海賊船だ!と思って意味わからないくらい興奮しました。血染めの赤ではなく、海の青で照らされているのもよかった。真っ赤な彼らの服がよく目立ったので。

大きな海賊旗を背に、いちばん装飾の多い衣装で、気高く微笑みながら、舞台の真ん中に立っている推し。何度見ても誇らしい気持ちでいっぱいです。(柊先輩か?)

目が眩むほどまばゆいライト、息が詰まるような熱気、胸骨を震わせる音楽、そして、客席を――いや、大海原を鋭く睨む推しの翠眼。そのどれも手が届きそうなほど近くて、瞬きの合間に消えてしまいそうな現実で、これって、楽曲やアニメだけでは絶対に味わえない喜びなんですよね。そのことに気づかせてくれたスタミュミュと辰己琉唯、そして、牧田くんには本当に感謝してもしきれません。

 

カリグルは先代の1stと見比べたんですけど、前回はまあまあ舞台装置感がありました。team鳳や華桜会の台詞が多いうえに、彼らが喋っている間はteam柊に照明が当たっていません。原作アニメ1期に於けるteam柊の立ち位置を考えれば、その扱いも当然であるということは理解しているつもりです(先代の1stはカリグルに限らず全体的にそういう構成なんですけど、そのあたりの感覚って受け取り手によって違うと思うので、一応)

でも、今回はそうではなくて、「Caribbean Groove」を全部歌わせて・踊らせてもらえた。ちゃんと5人に照明が当たっていた。

たったそれだけのことが、私はすっごく嬉しかったです。先代キャストが作り上げたteam柊の実績が、彼らへの期待と信頼が、今のteam柊、そして未来の5人へと繋がっているんだって思えたから。

 

 

あと、これは書くかどうかちょっと迷ったんですけど、あの、ごめん、どうしても言いたいので一言だけいいですか。

申渡栄吾、抱いてくれ~~~~!!

びっ……………くりしたぁ。最初に小椋さんのところにも書いたけど、小椋さんの申渡は比較的たおやか。思慮深くておとなしそう。……って思ってたんですけど。

いやぁ騙されたわ。騙されましたよね。これがギャップってやつ。最初から最後まで全部かっこよすぎてほんとうに無理になったけど、特に2サビの「叶わない野望があるね」のところすごかった。配信コメントも盛り上がってて笑いました。申渡栄吾様、「才能というGift」だけでなくカリブ海まるごと抱いてください。

何を隠そう、私、スタミュミュ(原作ではなくミュの方)に興味を持った理由が「先代の『Caribbean Groove』レビュー公演の申渡にメロったから」でして。やっぱり、新スタミュミュでもアルベール as 申渡栄吾に出会いたい。何度でもアルベールのことを好きになりたい。

 

千穐楽は、もしかしたら人生最後の「Caribbean Groove」になるかもしれないと思って、あえて双眼鏡を通さずに見ていました。彼らの一挙手一投足、すべてを目に焼き付けないといけないのに、涙が止まらなくて困……

 

えっ、

 

team柊単独公演「Caribbean Groove」上演決定!?!?!?!?!?

 

順番が前後しますが、まさか生予告(?)があるとは思っていなかったので、海賊に扮したアンサンブルが床掃除を始めたあたりから大混乱、大号泣、大歓喜でした。

正直なことを言うと、まあ本編の2ndはあると思っていたんですけれど、今回のキャストでteam柊の単独公演をやらせてもらえるとは思っていなくて。でも、見たかった。やってほしかった。私、初日初回から「単独公演お願いします」ってXでしつこく言ってましたからね。

なので、ほんとうにほんとうに嬉しいです! ありがとうスタミュミュ! ありがとうteam柊!!!!!

 

生予告は公式Xが動画を投稿していたのでぜひ見てください。公式なのに直撮り映像じわる。あとどうでもいいけど、最後の「いつも心に、Caribbean Groove!」で拳を突き上げようとしたら、私以外誰もやってなかったので、なんとか肩の高さで止めました。

本編2ndは、ハラダさんのXから察するにOVAの内容。そう、私の大好きな卒業セレモニーです。楽しみすぎる……!

 

カーテンコール

「☆☆永遠★STAGE☆☆」/ 全員

「永遠」って言ってるんだから終わるな。

スタミュミュのカテコ、お辞儀のところはクレジット逆順ではありません。華桜会の間にteam柊の5人が入り、暁先輩→卯川~辰己→柊先輩→鳳先輩という変則的な順番です。

これのなにがいいって、team柊の5人が揃ってお辞儀をした直後に柊先輩が出てくるんですよ。入れ替わるときに、team柊の5人が後ろを向いて片腕を上げるの。「俺たちの指導者です」って紹介している感じがして微笑ましい。この順番を先代と変えないでいてくれて嬉しかったです。

 

また辰己が真ん中で踊っている。泣く。もうこのときには涙腺がボロボロなので仕方ないですね。

ジャケットを軽く脱ぐように襟を引っ張る振り付けがあるんですけれど、メインキャストで唯一上着のない戌峰くんが、シャツの襟元を掴んでピッと引っ張ってたの超かわいかった。

 

team柊、唯一の客降り。現地では毎回辰己と申渡をガン見していたのですが、舞台に戻るときに必ず申渡が辰己の手を引いてあげていたのでジエレのオタクとしては満足しました。ふたりが楽しそうなのもよかった。

カリグル衣装で楽しそうに手を取り合っているふたりを見ると、本公演の最後のクリスとアルベールのデュエットソング(タイトル忘れた)を思い出してとっても幸せな気分になれるので……。ずっと友達でいてね……。

 

初日初回に限っては、牧田くんの笑顔をこの曲で初めて見たような気がしました。さすがに気のせいだと思ってたけど、全公演を終えた今、もしかしたらあの日は、最後の最後までうまく笑えていなかったんじゃないかなって思います。

すくなくとも辰己のウィッグを被ってメイクをしているときの牧田くんは、にこにこ楽しそうに笑っているのがいちばん愛らしく見えるんですよね。推し(辰己)に笑っていてほしいというオタクの本能かもしれないけど。だから大千穐楽は笑顔全開で嬉しかったというか、安心しました。その直後の「つらかった」発言で私の情緒はおしまいになるわけですが、まあそれはそれとして。

 

牧田くん、あらためて、辰己琉唯を演じてくれて本当にありがとう。辰己琉唯を演じるあなたに出会えてよかったです。team柊単独公演はあなたが座長、あなたが主役。心から楽しみにしています。

 

ところで次の単独公演に牧田くんのキャスト先行はありますか? 事務所と所属グループのサイト見に行ったんだけどFCないよね??? どこに課金すればいいの???? 口座番号入手して直接振り込む感じ?????

www.rising-pro.jp

 

余談:ミュージカル「Caribbean Groove」

作中では有名な古典作品ということになっていますが、もちろんスタミュオリジナルです。どう見てもあてがきだし。

アニメ2期の公式サイトにストーリーやキャラクター設定が載っているので、もしよかったら見てみてください。公式自らネタバレをしていくスタイルなので、単独公演まで楽しみにとっておきたいよ~という場合はご注意を。

hstar-mu.com

 

team柊の面々が演じる5役、けっこう年齢が離れているんです。クリス(辰己)は16歳、アルベール(申渡)は20歳。

これを知ったとき、個人的に、辰己に他と比べて背が低い俳優をキャスティングする理由はここかぁと腑に落ちました。特に辰己の衣装にはでっかいパイレーツハットもあるし、カリグルありきでteam柊のバランスをとるなら、まあそうなるよなって。

単独公演は劇中劇なので、基本的には(レビューシーン以外は)「キャストが、カリグルの役を演じるキャラクターを演じる」ことになります。「クリス as 辰己琉唯 as 牧田一成」ってことね。

しかも、カリグルはいわゆる「原作」にあたるものはありません。設定と曲と衣装しか存在していないので……。だからこそ、牧田くんたちがクリス/辰己たちをどのように演じてくれるのか、どういう「ブラッディ・ロジャー」を見せてくれるのか、す〜〜〜〜っごく楽しみです。

個人的にジエレのレビュー衣装が好きなので、同じか、似たようなものを牧田くんと小椋さんも着てくれるといいなと思います!

 

 

team柊のオタクのみんな〜! 10月にカリブ海で会おうね! おわり。